「うなぎって昔はもっと安かったのに…」そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、昭和〜平成初期までは比較的手頃に楽しめたうなぎですが、今やすっかり 高級食材 になっています。
・なぜうなぎは昔は安かったのか?
・いつから今のような高値になってしまったのか?
この記事では、そんな疑問にお答えすべく うなぎの価格推移や高騰の背景、そして 天然うなぎと養殖うなぎの違い について詳しく解説します。
うなぎは昔は安かったのに昔の値段・価格推移をチェック
「うなぎは昔は安かった」というのは本当?
実際にうなぎの昔の値段を価格推移として年代別に見ると、その変化がよくわかります。
・1983年……821円
・1993年……539円
・2002年……476円
・2018年……1,284円
ご覧の通り、1970年代は今と同じくらい高価でしたが、その後価格は一度大きく下落。2002年にはわずか476円/100gと非常に安く購入できていました。
うなぎが昔は安かった時期は、まさにこの1990年代〜2000年代初頭。しかし、そこから再び価格が高騰し、今では2〜3倍近い価格 に。
その背景には 漁獲量の減少や環境問題 が大きく関わっています。そして、うなぎは今後さらに価格が上昇し「超高級品」になる可能性 もあります。
こちらは高級品ではありますが、脂のり抜群の肉厚うなぎが食べられます!
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うなぎはなぜ高い?高騰した理由3つをご紹介!
うなぎが昔は安かったのに今は高いのはなぜ?その理由は一言でいえば、天然うなぎの減少にあります。
✔ 環境汚染や河川整備の影響 でうなぎの生息環境が悪化
✔ シラスウナギの漁獲量激減(天然稚魚が減少)
✔ 完全養殖が難しいため、稚魚の確保が価格を押し上げる
現在の養殖うなぎは、天然のシラスウナギを捕獲して育てています。しかし、養殖環境では多くがオスになってしまい繁殖が難しく、供給が追いつかないのです。
このような事情からうなぎは昔は安かったが、今は高騰しているというわけですね。
天然うなぎと養殖うなぎの違いとは?味や特徴を比較
天然うなぎとは?
天然うなぎは自然界で育ったうなぎで、エビやカニなどの豊富な餌を食べています。
脂がのって味わい深いのが特徴。産地や環境によって味に個性が出やすいのも魅力です。
養殖うなぎとは?
養殖うなぎは、天然のシラスウナギを捕獲し 人の手で大きく育てたうなぎ。近年は水質管理や餌に工夫がされており、クセのない美味しいうなぎ に仕上がっています。
スーパーなどで流通している多くは 養殖うなぎ です。
天然うなぎと養殖うなぎの価格差は?
うなぎの卸価格
天然うなぎ……12,0000円/kg
養殖うなぎ……5,000円/kg
うなぎの販売価格
天然うなぎ……3,000円/100g
養殖うなぎ……1,000円/100g
天然うなぎは絶滅危惧種に指定されており、希少価値が非常に高いため、このような価格差が生まれています。
天然うなぎが獲れる時期・旬はいつ?
天然うなぎの旬
天然うなぎは5月〜12月が漁期。脂が乗って美味しい旬は10月頃といわれています。土用の丑の日でうなぎがよく食べられるのは夏ですが、意外にも 夏は旬ではないんですね。
養殖うなぎの旬
養殖うなぎは 一年中安定して出荷されており、季節を問わず美味しく食べられます。
うなぎは昔は安かったが今は貴重な高級品に
今回は「うなぎは昔は安かった」ということについて、価格推移や高騰の理由、天然・養殖うなぎの違いを詳しくご紹介しました。
昔のように気軽に食べられる時代ではなくなったものの、たまには贅沢に美味しいうなぎを楽しむのも良いですよね。
土用の丑の日や特別な日に、ぜひ脂のり抜群の肉厚うなぎを味わってみてください!
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