寒い日に体を温める食べものとしてお鍋は定番ですが、お鍋の中でも味付けが一番難しいのは味噌鍋ともいわれています。
なぜなら、味噌の種類が多くあり、味噌だけでは味がしっかりせず調味料を足しながらコクを出さないといけないのが味噌鍋だからです。
ですが、味噌鍋はちょっとした工夫でおいしい料理にもなるんです。
ということで、今回は味噌鍋のコクを出す方法や味噌鍋を美味しくするおすすめ具材についてまとめましたので紹介していきます。
味噌鍋のコクを出す方法とは?
味噌鍋のコクを出す方法は、先ずは必ず出汁を入れる事です。
味噌汁と同じで汁物系で味噌を使う時は出汁がないと味噌は味がしっかりせず、薄味になり何か物足りなくなります。
味噌を使う料理にはだいたいが出汁と一緒に使う事は定番です。
味噌鍋のコクの出し方ポイントとして出汁と少しの調味料を足す事でコクが出て美味しい味噌鍋になります。
味噌と出汁はセットで!と覚えておくといいですね。
味噌鍋のコクの出し方ポイント
味噌鍋のコクの出し方ポイントは味噌と出汁以外にプラスして、調味料を加える事で味の深さやコクを出す事ができます。
それでは詳細なポイントについて一つずつ紹介していきますね。
味噌鍋に合う味噌と味噌
最近は味噌に出汁が入っている出汁入り味噌が発売されています。
味噌の中に出汁の調味料が入っているので、しっかりした味がでます。
味噌鍋のポイントとして味噌は一種類の味噌だけではなく、合わせ味噌の様に2種類の味噌を混ぜると味に奥行きが出てコクがでます。
味噌鍋の味に奥深さが生まれるので、味噌は1種類ではなく2種類以上を使う事がおすすめです。
甘めがお好みの人は白みそを。
辛めの人は赤みそなど味の好みに合わせて味噌を選ぶといいですよね。
ベースのスープ(だし)
味噌鍋に入れる出汁は市版の顆粒だしを使うのが一番手早くて味に間違いがないです。
市販の顆粒出汁はしっかり味が付いているので、入れすぎには注意しましょう。
あまり入れすぎて出汁の味が濃すぎると味噌の味が消えてしまうので、入れすぎには要注意です。
さらに、時間がある人は煮干しやかつおぶし、昆布などを使って出汁を取ると本格的な味になります。甘めの味噌鍋がお好みの人は昆布から出汁を取るといいですよ。
また、液体の白だしも万能調味料です。
顆粒出汁、液体の出汁、昆布や煮干しから取る出汁と出汁には味の種類があります。
お好みの出汁を見つける事が自分好みの味噌鍋を見つけるコツでもありますね。
調味料
味噌鍋を美味しくするポイントとして調味料を加えるのもありです。
出汁を入れたけれど、なんだか物足りないな?と思う事はありませんか?
物足りないからと思って更に出汁を足すと味噌より出汁の味が勝ってしまい、魚の味が強くなって味噌と合わさってしょっぱくなる事も。
出汁を入れても物足りない時は、甘味が足りない時です。
味噌鍋にみりんや日本酒などの調味料を入れてみましょう。
出汁のうまみとみりんや日本酒の甘味が加わると味にコクと深さがうまれます。
まろやかさを出したい場合は、バターを入れる事も。味噌ラーメンにもバターを入れて味噌バターラーメンというのもあり、おいしいですよね。
香りづけには、ゴマ油がおすすめです。ゴマ油の香ばしいかおりが食欲をそそります。
その他は、にんにくやショウガもおすすめ。
色々な調味料を入れる事で、味噌鍋の味の奥行が広がりますよね^^
味噌鍋の美味しいおすすめ具材は?
味噌鍋の美味しい具材は、肉や魚介などを入れる事でうまみが出ておいしくなります。
お鍋のベースの出汁だけではなく、具材にも注目したいですよね。
魚介を入れる事で和風味噌鍋になり、ゴマ油や鳥ガラスープを入れると中華風味噌鍋に。
キノコや野菜もいれながらそれぞれの素材の出汁がでるので、お鍋はうまみの塊です。
味噌は和洋中どの具材でも合うので味を変えながら味噌鍋を楽しむと楽しいですよね。
和風、洋風両方に合う具材で味噌鍋を美味しくする食材はお揚げです。
お揚げのジューシーな油がベースのスープをおいしくするので、揚げは必ず入れたい具材です。
ここで注意したいのは野菜などの具材から水分もでるので、お鍋を食べている内に味が薄くなってくることも。
具材を入れる前の味噌鍋を濃いめで作る事がポイントです。
濃く作る事で具材の水分も加わり美味しく味噌鍋を食べる事ができます。
テレビで紹介志麻さん流味噌鍋とは?
伝説の家政婦、志麻さん流味噌鍋がテレビで紹介され話題になりましたが志麻さん流の味噌鍋レシピを紹介します。
材料
・にんにく・みょうが・ねぎ・しょうが・ゴマ油・味・酒・砂糖・出汁・水・お好みの具材
レシピは以下の通りです。
① にんにく、みょうが、ねぎ、しょうの薬味をみじん切りにする
② みじん切りにした薬味をゴマ油で香りが立つまで炒めます。
③ 味噌(約60g)、酒(大2)、砂糖(大2)、水(約600ml)を加えたら出汁をいれます。
(出汁は顆粒だしや出汁パックなどでOK)
④ ひと煮立ちしたら味を確認し、少し濃い味噌鍋スープを作る。
(野菜から水分が出るので少し濃い味がポイント)
⑤ お好みの具材を入れて煮込む。
お肉や魚介などを入れると旨味が出て更においしさがアップします。 しめにはうどんやごはんなどを入れると美味しいですよね!
ゴマ油が食欲をそそり薬味やいっぱいの志麻さんの味噌鍋は体が温まる味噌鍋ですよね。
味噌鍋だけど、ゴマ油がいい香のお鍋を是非食べてみてください。
味噌鍋のコクを出す方法まとめ
味噌鍋は作り方が難しそうに思いますが、味噌と出汁を入れて薬味や調味料を加えると一気に本格的なお鍋になる事が分かりました。
しかも味噌鍋と聞くと和風の鍋というイメージでしたが、ゴマ油を使う事で食欲がそそられるおいしいお鍋になります。
作り方もゴマ油で薬味を炒めてから味噌を入れていく志麻さんの味噌鍋は、聞いているだけでも食べたくなります。
だれでも簡単に家庭で作れるのがいいですよね!寒い冬にぴったりの味噌鍋で体をポカポカ温めましょう!