処暑というのはあまり聞き慣れない言葉ですよね。
日本には二十四節季というこよみがあって、季節を24分割しています。
二十四節季の中で「秋分」や「立秋」は有名ですが、「処暑」もその中の1つなのです。
処暑には「暑」という文字がはいっているので、夏のこと?と私は連想していたのですが違っていました。
処暑は四季でいうと秋だったのです。
ということで、今回は処暑の食べ物は何なのか、その処暑の意味についてや過ごし方として何かあるのかなど紹介していきますね!
処暑の時の食べ物とは?
処暑の旬な食べ物はなんでしょう。処暑は秋ということですので、秋の食べ物があげられます。
・さんま
さんまは秋の食べ物としても有名ですが、この時期のさんまは油がのっていているのが特徴です。
さんまの塩焼きに大根おろしやすだちを添えては最高ですよね。
・なす
なすは夏ごろから秋にかけてが旬の野菜ですが、焼きなす、なす田楽、漬け物、大いに秋なすを堪能しましょう。
・きのこ類
松茸が秋の味覚として有名ですがそれ以外にも香り豊かなきのこ類は食欲旺盛の秋にかかせないですね。
また、処暑は旬の果物もたくさんあります。
・ぶどう
・梨
・いちじく
・すだち
など。
特に梨が店頭に並び始めると、秋だなと感じますよね。
処暑の読み方は?
処暑の読み方はというと「しょしょ」と読みます。あまり耳にしない言葉ですよね。
では、処暑についてもう少し詳しく見ていきましょう。
処暑とは意味や由来は?
処暑とは、春夏秋冬を24分割した古代中国のこよみ「二十四節気」の1つです。
たとえば、二十四節気の1つの「夏至(げし)」は知っているのではないでしょうか。
その夏至から処暑までの流れが、
「夏至」
↓
「小暑(しょうしょ)」
↓
「大暑(たいしょ)」
↓
「立秋(りっしゅう)」
↓
「処暑(しょしょ)」
になります。
これが夏から秋へのこよみの流れです。処暑というと暑い季節のイメージを持たれてしまうかもしれませんが、秋です。
また、立秋のあとでもあります。
処暑とは、「とどまっていた暑さもここで終わり」という意味になります。
いよいよ秋ですよ、ってことですね。
処暑2023年はいつ?
2023年の「処暑」がいつかというと、8月23日です。
二十四節気の「処暑」から次の「白露(はくろ)」に入るまでの期間、つまり8月23日から9月7日頃までの2週間が処暑となります。
処暑はまだ暑さが残っていますが、秋が見え隠れする時期でもありますよね。
ちなみに立秋はいつかというと8月7日です。こちらの立秋も秋がついていますが、8月の真夏です。
処暑の過ごし方は?
処暑の過ごし方としては、どんな過ごし方があるのでしょうか。
特に処暑だからといって、何かやることがあるという風習があるわけではありませんでした。
なので処暑の時期におすすめなこととして3つ挙げさせてもらいますね!
1.お部屋の模様替え
たとえば、
・家具の配置を変えて気分転換。
・お部屋のラグやクッションカバーなどを秋色に変え、落ち着く空間を作る。
・秋を小物(置物や植物など)や間接照明で演出する。
季節の移り変わりを感じながら、リラックスできるお部屋を作ってくつろぎましょう。
2.ゆっくりバスタイムをとる。
入浴することでこんな効果があります。
・緊張を緩めて血行を良くする。
・39度くらいのぬる目のお湯につかることでリラックス効果。
・ぐっすり眠れる。
夏の間に冷やしてしまった内臓から日々温めていきましょう♪
3.秋を食す。
処暑は秋のおいしいものがたくさんありますね。
旬のものは、その時に食べると良い栄養効果があるそうですよ。
処暑の季節の花や植物は?
処暑の時期の花や植物はなんでしょう。
狗尾草(えのころぐさ)
別名の「猫じゃらし」の方がわかりやすいかもしれませんね。
木槿(むくげ)
朝に花が開いて、夜にはしぼんでしまう「一日花」です。
萩(はぎ)
秋の七草にも入っている萩、花は処暑の時期が見頃です。
処暑についてまとめ
今回処暑を初めて知りましたが、毎年感じていた「立秋過ぎたのにまだ暑いなぁ」のときが処暑だったのですね。
また、処暑には決まった行事食というのはありません。旬の食べ物として秋の食べ物を満喫するのがよいですね^^
処暑は本格的な秋になる前の準備期間として、おおいに自分をいたわってあげましょう!
おすすめは
・身体を温めて疲労回復!
・おいしいものを食べて寒さに備える!
・おうちでリラックス時間を堪能する!
です!