子供の日(端午の節句)に食べるものと言えば、かしわ餅とちまき。
柏餅(かしわ餅)はその名の通り柏の葉で包んだあんこ入りの餅菓子であり、ちまきは細長い餅を笹の葉で包んだものという見た目でも大きな違いがあります。
また柏餅は子孫繁栄の意味を持っており、ちまきには厄払いの意味があるため、端午の節句に食べられるようになりました。
柏餅もちまきも、どちらも地域によっては、端午の節句(子供の日)の時に食べる定番の餅菓子ですね。
今回はそんな、柏餅とちまきの違いや端午の節句(子供の日)に食べる理由とあわせてその意味や由来などを詳しくご紹介していきます!
柏餅とちまきの違いは?
柏餅(かしわ餅)とちまきの違いはというと、それぞれ子供の日に食べるお菓子としては一緒ですが、実際のところ違いはあるのでしょうか。
柏餅は主に関東地方で子供の日に食べられるものであり、一方ちまきは関西地方で子供の日に食べられる習慣があります。
地域で子供の日に食べるお菓子が異なっていたんですね。
#田町商店街 「#つくし餅」さんでは今日、4月1日からかしわ餅が登場しています。かしわの葉の爽やかな香りであんこの甘さが引き立っておいしかったです~
今なら、さくら餅、うぐいす餅、かしわ餅と春のお餅がそろい踏みですよ~#さくら #もち #デリシャス瓦町 pic.twitter.com/J9QWOpploL— 高松中央商店街<南新町・田町・トキワ街> (@takpj3) April 1, 2022
また、柏餅とは柏という樹木の葉っぱを使って包んだ餅菓子であり、ちまきは餅菓子を縦長にして笹の葉できっちりと包んだもの。
包む葉っぱにも柏餅とちまきでは違いがありました。
主に柏餅には子孫繫栄の願いが込められており、ちまきには厄除けなどの願いが込められています。
端午の節句に食べる地方だけではなく、包んであるものと、それぞれに込められている意味合いの違いがあるんですね!
私も柏餅が好きですが、こんな違いがあるとは知らなかったので、とても良い勉強になりました!
私は関東人なので、子供の日には主に柏餅を食べますが、ちまきも今度食べてみるようにしようと思います。
端午の節句に柏餅やちまきをなぜ食べるのか食べる理由は?
端午の節句、つまり子供の日に柏餅やちまきをなぜ食べるのかその理由はというと、子孫繁栄と厄除けの願いを込めてです。
柏餅は端午の節句の行事食として
まず柏餅に使われている柏の葉は、新芽が出てから枝から落ちるものなんです。
新芽つまり子供が出来てから葉が落ちるということは、家系が絶えてしまうこともなく子供は新芽のようにすくすく成長し、子孫繫栄を祈れるからなんですよ。
要するに端午の節句では子供の成長を祈る日でもあるため、子供が元気で、また今後も代々、家系が続きますように、といった祈りの意味が食べる理由です。
ということで、端午の節句(子供の日)には子供の成長を祈ってかしわ餅が行事食として食べられるんですね。
ちまきは端午の節句の行事食として
一方ちまきは中国から伝わった食べ物であり、笹の葉には魔除けや厄除けの効果があることから、子供の厄払いをするという理由で端午の節句に食べられているもの。
こうして見ると、かしわ餅もちまきも、どちらも子供の日に食べる理由って深いんですね!
私は今までなんとなくでしか、端午の節句にかしわ餅を食べていなかったので、今後は食べる理由もしっかり考えつつ、かしわ餅をいただきます。
あなたも子供さんがいるのでしたらぜひ、子供さんのためにも、かしわ餅かちまきの意味を教えて食べさせると良いですよ!
かしわ餅の意味や由来を子供向けに簡単に
かしわ餅の意味や由来を子供向けに簡単に言うとすると、子供の成長を願って食べられるものということができます。
かしわ餅の意味は子孫繁栄ですが、由来は江戸時代頃、神聖な柏の葉で包んだ餅を食べさせると、家系が絶えることがない、という信仰があったから。
この子孫繁栄を子供向けに説明するとすると子供がすくすくと育ちますようにという願いが込められているといえるのではないでしょうか。
なんとかしわ餅って、端午の節句では江戸時代からもう食べられていたんですよ!結構歴史がある風習だったんですね。
柏は新芽が出てから葉が落ちるため、子孫繁栄の象徴として神聖な木とされていたんです。
また、柏の葉で餅菓子を包むと、腐りにくくなるため、防腐剤代わりとしても、柏の葉を使うようにもなったんです。
柏の葉って確かに良い香りがしますよね!
あの良い香りが包んでいる餅菓子を雑菌から守ってくれていたのでした。
ちまきの意味や由来を子供向けに簡単に
ちまきの意味や由来を子供向けに簡単に説明するとなると、悪いことやものから助けてくれる厄除けの意味を持っているということを説明してあげてもいいですね。
そもそもは2300年頃も昔の中国で、有名な詩人が川に身投げして亡くなった際に、そのお供物として、川に投げ入れたものが由来。
川にはお供物を横取りしてしまう魔物が住んでいるという言い伝えがあったため、厄除けや魔除けの意味を持つ笹の葉でお供物を包み、詩人へとお供えしたのです。
その詩人が亡くなったのが5月5日の子供の日だったんですよ。
中国では後にも、5月5日の端午の節句には、魔除けの効果や意味を持つちまきを食べることで、1年間の災いを避けるという習慣が出来たのでした。
この習慣が日本に渡ってきたため、地方によっては子供の日には、ちまきを食べるのです。
ちまきって魔除けの意味を持っていたんですね!
ぜひ端午の節句(こどもの日)には、大切な子供たちにちまきを食べさせたいものですね。
かしわ餅とちまきの違いまとめ
柏餅は子孫繫栄、ちまきには厄除けの意味があり、他にも包まれているものや食べられている地域、由来などにも違いがあります。
でもどちらも端午の節句に子供のためを思って、食べる習慣があるものなので、柏餅でもちまきでも、家族で食べてお子さんの成長や厄除けを祈りましょうね!
かしわ餅の葉についてもちゃんと意味があるんですよ。
そんなかしわ餅の葉の意味や代用品にするならコレ!という情報をこちらで紹介しています。
ちまきが販売しているところについてはこちらで紹介しています。
また、5月は端午の節句以外に行事として八十八夜があります。その八十八夜についてはこちらで紹介しています。